2020年5月21日木曜日

高分子学会賞 受賞

山元教授が「2019年度高分子学会賞」を受賞しました。

受賞研究題目:剛直樹状高分子の機能と応用
受賞者:山元 公寿


2020年5月7日木曜日

卒業生からのメッセージ(2002年卒 松藤さん)

今の山元研はとても大きな充実した研究室になっていますが、私の在籍時(@慶應義塾大学)はまだ小規模研究室でした。何しろ、今岡先生(同期です)が学部~修士生だった頃ですから!山元先生は当時から物事をアピールするためのポイント、着眼点のユニーク性をハッキリ主張する姿勢を貫かれており、大変勉強になりました。

修士卒業後は日用品メーカーに就職しました。どんな人でも必ず毎日使うモノを通して見ず知らずの人の生活に「ちょっとの良いコト」をもたらすのは素敵だなと思ってのことでした。

入社後はずっとヘアケア商品開発に携わっています。入社時に印象深かったのは、院卒だけでなく美容師など様々なバックグラウンドの社員がいたことです。大学の雰囲気と異なり色んな価値観の人がいることが、一般のお客様の気持ちも考えやすい雰囲気だと感じ、すぐに大変気に入りました。海外メンバーとの交流機会も多くあり、国内外のお風呂場を見学したり、各国消費者の考え方や好みを学んだりしました。やはりお客様のツボをつかんでモノ作りをし、実際に評価頂けた時は嬉しかったです。

一方、思うようなモノが作れなかったり、アイデアが実現出来なかったりする情けなさもたくさん経験しました。そんな時には、常に周りの明るくプロフェッショナルな諸先輩方から多くを教わりました。自分が影響できることに集中しつつ、必要な助けを判断し、結果に対して責任を持つという姿勢を学んだと思います。

最近はいくつかの製品やプロジェクトに関わる立場となり、会社の強み弱みもより理解できてきて、今まで以上に、本当に価値あることに力を注がねばと思う日々です。

気づいたら入社からもう20年近く経ち、時代変化も感じます。例えば、私の入社時には院卒女性の先輩が非常に少なく、自分が将来、仕事と家庭を両立している姿なんて全く想像もできませんでした。実際には多くの方の理解とサポートで、仕事をしながら子供も無事大きくなり、本当に有難いと思います。今や、周りを見ると院卒女性社員が部署の半数以上を占めていて、子育てと仕事の両立を当然のように思える雰囲気が出来ているのですから、本当に大きな変化です。海外との交流の仕方も、商品のトレンドも大きく変わりました。

今は新型コロナウイルスが世の中を大きく揺さぶっています。様々な混乱もありますが、終息後の世界は色々な考え方、優先順位が大きく変わっていることでしょう。既存のフレームが揺らぐときこそ、今までしがらみが邪魔して実現できなかったことが可能になるかもしれません。だから個々人の「こうなるといいな」という想いはどうぞ大切に育ててください。山元研で日々鍛えている皆さんなら、今の研究に限らず、色んなことが実現可能と思います。影ながら応援しています。

2002年修士卒 
花王㈱ ヘアケア研究所
松藤 晶子 

2020年3月6日金曜日

日本化学会春季年会「若い世代の特別講演会」

神戸助教が日本化学会第100春季年会にて「若い世代の特別講演会」講演者に選ばれました。

2020年2月26日水曜日

化学工業日報「ガリウム原子13個クラスター」

Adv. Mater.誌に掲載された「ガリウム原子13個クラスター」に関する記事が2月26日発行の化学工業日報(4面)に掲載されました。

化学工業日報 (2020年2月26日 4面)

nanotoday "Raman spectroscopy stretches beyond the nanoscale"

Sci. Adv.誌に掲載された「高感度ラマンスペクトル計測」に関する記事がElsevierのジャーナルnanotodayのNews記事として特集されました。


nanotoday, 2020, 31, 100852 (2020年2月26日)

2020年2月25日火曜日

日経産業新聞「医薬合成用触媒」

ACS Nano誌に掲載された「酸化銅サブナノ粒子触媒」に関する記事が2月25日発行の日経産業新聞(7面)に掲載されました。


日経産業新聞 (2020年2月25日 7面)

2020年2月21日金曜日

デンドリマー内の超原子ガリウムクラスター:原子数に依存する独自の剛性と反応性

T. Kambe, A. Watanabe, M. Li, T. Tsukamoto, T. Imaoka, K. Yamamoto
Adv. Mater. 2020, 32, 1907167.

超原子は他の元素の代替としての可能性があるため、研究されてきた。超原子の溶液相合成は、その利用可能性を実現するために注目を集めている。しかし、従来のアプローチは基本的に単一クラスターの形成に限られていた。ここでは、超原子を調査し、これらの超原子内の原子価電子の数を、存在するガリウム原子の数を設計することで変化させた。デンドリマーテンプレート法に基づいて、3、12、13、およびその他の数の原子からなるクラスターが合成された。Ga13のハロゲンのような超原子特性は、他のクラスターとは全く異なる構造的および電気化学的な観察によって明らかにされた。2Pおよび1P超原子軌道をそれぞれ満たすことができる13および3原子のガリウムクラスターは、異なる反応性を示す。3原子のガリウムクラスターは、未占有軌道のエネルギーレベルの低下によりGa3H2−に還元されることが示唆されている。これらのガリウムクラスターの結果は、超原子の候補を提供する。

Superatomic Gallium Clusters in Dendrimers: Unique Rigidity and Reactivity Depending on their Atomicity

Superatoms have been investigated due to their possible substitution for other elements. The solution-phase synthesis of superatoms has attracted attention to realize the availability of superatoms. However, the previous approach is basically limited to the formation of a single cluster. Here, superatoms are investigated and the number of valence electrons in these superatoms is changed by designing the number of gallium atoms present. Based on the dendrimer template method, clusters consisting of 3, 12, 13, and other numbers of atoms have been synthesized. The halogen-like superatomic nature of Ga13 is structurally and electrochemically observed as completely different to the other clusters. The gallium clusters of 13 and 3 atoms, which can fill the 2P and 1P superatomic orbitals, respectively, exhibit different reactivities. The 3-atom gallium cluster is suggested as being reduced to Ga3H2− due to the lower shift of energy levels in the unoccupied orbitals. The results for these gallium clusters provide candidates for superatoms.